ゴルフの魅力とゴルフとの向き合い方!

ゴルフの魅力って何だろう、なんで多くの人が取りつかれた様にゴルフにはまり込むのか、そして何より自分が嵌まり込んでいるいるのか、そんなことを考えました。

そして、この先、どの様にゴルフに向き合うべきなのかを整理してみました。

出来るはずなのに出来ない、という魅力

スコアを上げたいと思ってラウンドして、上手くいかないと、ストレスが溜まります。

「こんなはずではないのに⤵️」

でも、また、ゴルフ場に行ってしまう。高いお金を出して。

たまに出るナイスショットが自分の実力と思う。でも毎回、ナイスショットできるわけではなく、ミスショットすると、

「こんなはずではないのに⤵️」

ナイスショットを打てる確率こそが実力なのですが、多くの人は、ナイスショットを自分の実力と勘違いしています。私もそうでした。高いお金を払って、ストレスを溜めて、こんなはずではないと呟きつつストレスを溜めてラウンドをする。特にスコアアップを目指しているとストレスが溜まるものです。

もちろん、同伴者との楽しい時間を過ごす喜び、綺麗なコースでプレーする喜びもあります。そして、ナイスショットした時の感覚というのは、何年経っても残っています。以前に書いたホールインワンの1打も未だに手のひらの感触がありますし、自分でも驚く様な振り抜きで打てたショットで手の感覚が残っているものもいくつかあります。バーティやイーグルが決まった瞬間、ベストスコアを更新した瞬間、ゴルフに取り憑かれます。

そんなプラス以上に、失敗することがあってストレスが溜まりますが、懲りずにまたラウンドにいきます。

私の場合も、喜ぶ瞬間より、ストレスフルな瞬間の方が、遙かに多く時間も長いのに、ゴルフにまた足が向いてしまう、どうしてそうなるのか、いったい、何が魅力なのでしょうか。

これって、結局、出来るはずなに、ということなんでしょうか、なんとも不思議なスポーツです。

ゴルフ=仕事=人生 だからこそプレーに出る性格や人格

特にビキナーの頃は、ナイスショットした後、ミスショットをします。良いティーショットしたからといって良いセカンドショットが打てるわけではないことに気づくのに多くの時間がかかりました。パーを取った後のトリプルなんていうことも良くなってある話です。

ゴルフは、結果を求めると結果は出ません。パターを決めるのではなく、イメージした良いストロークをする。グリーンの載せるのではなく、イメージした球筋を打つことに集中する。飛距離を求めず軸をブラさないで結果を恐れずに振り切る、こんなイメージを持つようにしています。でも、そこに結果を気にして恐れたり、ふと別のことを考えたりして心が乱れると結果が出ません。

なんか人生やビジネスと似ています。

少ない確率にアグレッシブにチャレンジする人、手堅くいく人。様々です。初対面の方でも一緒にラウンドするとどんな性格かおよそ見当がついたりします。おそらく、こういったゴルフの側面と人生やビジネスの側面が類似しているので、ゴルフでその人の縮図を見ることができて、性格の一端が伺えるのではないでしょうか。

そんな人生の縮図に、ゴルフの魅力を感じているかもしれません。

自分の失敗傾向

自分のスコアを分析してみると、大たたきをするターニングポイントは、以下のとおりです。

  1. パーオン3パット
  2. フェアウェイど真ん中からのダボ(以上)
  3. 少ない確率にかけて無理して失敗する

パーオン3パットは、乗った瞬間に、パーを取った気になっている、フェアウェイど真ん中からのダボは、セカンドでグリーンに乗った気になっている、少ない確率にかけて無理をして失敗したときにそれを取り返そうと更なる無理をする。

いずれも、ショットに集中しておらず、スコアのことや他のことを考えているに過ぎず、戦略を立ててどこにどう打つとか、3パットしない戦略とかとは無縁のものでした。

結果を求めて、目の前のショットに集中していない結果だと思います。

どうしたら集中できるか

上手くいかないプレーの中で、良いプレーが出る瞬間って、自然と集中している時だと思います。ビギナーのことに、ナイスショットが続かない、パーが続かないというのは、この集中ができていないからだと思います。

多くの方に経験があると思いますが、なんらかのタイミングでショットやパットに集中できる瞬間があります。目の前にあるやるべきことに集中できた時にナイスショットや良いパットが生まれますが、どうしたら、その状況になるのかが未だに分かりません。

ただ、目の前のことに集中する、たとえば、打つ距離、方向、球すじを決めて、そのショットを打つことに集中するということではないかと思いますが、その状態に持っていくものは難しいものです。

ボールを右に行かせない時に左を向きます。左に行かせたくない時に右を向きます。高く打ち上げる時にアドレスの視線は下に向け、打ち下ろす時にはアドレスの視線は上にします。例えば、右に池があるとき、左を向くと余計にスライスして池に行ってしまう。先に書いた現象です。ゴルフって往々にしてしたいことと逆を強いられます。池が右にあったら、真っ直ぐに絶対に右にいかないスイングをすることが必要となるんです。こういったことも、結果ではなくその原因作りをしっかりやると言うことの1つの表れではないかなと思います。あのバンカーやあの池に入れたくないと思うとボールは吸い込まれる様に入っていくことが多いのですが、そんなことを一切考えずに目の前のボールを決めた方向、距離、球筋をイメージしてそのことを高い集中して振り抜く、集中力、これが必要なんだろうと思います。

結果を気にしない、スコアを気にしない、そこを捨てるというができるかどうかだと思います。結果を求めると結果は出ない、原因づくりをやる、これもビジネスや人生でも同じと思うのです。

上手く行かないことを受け入れて楽しさを求める

結局、上手くいかないことを前提にゴルフを楽しむ、上手くなる努力をして、そのプロセスを楽しむ、結果は気にせず原因づくりに没頭する。それは人間力を高めることと通じていると思うのです。そう、ゴルフは人間力をも高めるスポーツかもしれません。

でも勘違いしてはいけないのは、ゴルフが上手い=人間力が高い、ではないということですが。

ゴルフを始めて30年たって、やっと、この心境になりました。こんな心境になる上で通った道のりとしてゴルフ自分史(50代後半)編で七転八倒しながら上達を目指し全く上達できなかった振り返りをいずれしてきたいと思います。

あ~、もっと早く気づいていれば、こんな遠回りはしなくて済んだかもしれません。でも過去を悔いても始まりません。これからは、ゴルフを楽しんでいこうと思います。ブログも書きながら楽しみます。

結果は後からついてくることを信じて。