現在のスイングの課題

今日のお題は、現在のスイング課題です。

手前味噌ですが、同伴プレーヤーからスイングが綺麗と褒められることがよくあります。すごく嬉しいことなのですが、一見、綺麗に見えるスイングも細かく分析をすると、ゴルフスイングでやってはいけないDeth Moveと言われる動きをしています。このDeth Moveー追い出してしまいたい悪癖は、チキンウィングをアーリーエクステンションです。この二つは、私に限らず多くのアマチュアゴルファーがやってしまっていることだそうで、海外のレッスンサイトにも出ているので国際標準?的なものかもしれません。ゴルフ初心者のうちに良いコーチについてレッスンを受けると、こうした悪い癖は身に付かないのだろうと思います。

今日は、この二つの悪癖について考えていきます。

悪癖その1 チキンウィング (Chiken Wing)

チキンウィング、誰が命名したのか、上手いことを言うものです。フォローで左腕が、手羽先の様に曲がって引けてしまう現象です。

フォロースイングでも加速させるヘッドスピードにブレーキがかかり飛距離が落ちます。

これまでもフォローが上手く出ないことが悩みでした。中々綺麗に腕が伸びず、特に左腕が引けてしまうチキンウイングは、自分の写真やビデオをみると嫌になる一番の課題と思っています。なんとしても治したいと思いましたが、中々解決できませんでした。

気づいたのは15年くらい前ですが、それよりもっと前、30代前半ほぼ80台で回っており調子が良いと思っていた時のスイングを見ても、やはりフォローは縮んでいますので、もともと悪癖だったのだと思います。それがこちらの写真です。

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25年前の写真です。痩せているし、身体が柔らかい。左ひじが引けています。

軽井沢72のスタートホール、2番アイアン(PRGRのDATA601)で高原コースということもあり230yerdsを飛ばしてご機嫌だったことを覚えていますが、酷いフォロースイングです。まだ当時は、身体も柔らかく筋力もあったので、それだけの飛距離が出ていたのだと思います。

最近でこそ調子が良くないですが、マスターズを制したJordan Spiethのフォローもチキンウィングと言われますが、身体はきちんと回り腕は大きく振り出され飛距離も出るので、私に言わせればJordanのフォローはチキンウィングではないと思います。彼の高い身体能力と努力で、フェイスを極限までスクエアにしている結果としての肘ではないかと思います。

この悪い癖に気づいたころに意識したのは腕の返しです。上腕をきちんと返すことができればと思いチャレンジしました。次は、左脇の意識、左脇を締める様にすることで解決できるかもと思いましたが、上手くいきませんでした。それからハーフショットだけの練習。最近では、ローテーション、左腕全体をバックスイングで内旋させて、ダウンから外旋させていくというものです。タイミングがどんピシャと合うと結構いい感じですが、コースでの実戦が難しいのと、自然が旋回ではないからか、アプローチがめちゃくちゃになりました。

この様になんとかして直そうと、思い立っては練習をして色々と試しました。時にこんな練習Goodsで練習をしたこともあります。写真は解りにくいのですが、サポーターに腕に通して両肘が開かないようにして練習場でボールを打つためのものです。

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肘を固定するサポーター

このブログを書いていて思い出し、引っ張り出しました。また、使ってみます。

レッスンを受けてもフォローはあまり意識するのではなく、それまでのスイングの結果としてのフォロースイングなので・・・・とか言われしまい、じゃあ、どうすればいいの?ということについて明確な答えが返ってきませんでした。

特に最近取り組んだフォローで左腕のローテーションをさせることで多少は治る様ですが、根本的に解決しているわけではなく、アプローチがおかしくなった李とか、諦めるしかないかな、とさえ考えていました。プロであればみんなできるあのフォロー、松山の強烈で力強いフォローは夢としても、女子プロのフォローぐらいは出せれば、また、どんなに楽しくなるか、と思います。

悪癖その2 アーリーエクステンション (Early Extension) 

3年ほど前に、今度は、あるレッスンでアーリーエクステンションの指摘を受けました。アーリーエクステンション?これは、アドレスでできた角度をインパクトまで維持できずインパクトで伸び上がってしまうことを言います。これも中々治りません。アーリーエクステンションは腰の動きが止まり、伸び上がることでヘッドがスクエアに戻るという効果もありますが、ショットは安定しません。

私がゴルフを覚えた30年前は、身体の回転を止めてヘッドを走らせるという指導もあったくらいです。ボティターンの本質はこの動きをやめて身体を回していくことだと思うのですが、当時はそんなことまで考えが及ばず、腕を止めてヘッドを走らせたり、やっていました。昔はインパクト直前で腕の振りを止めるとヘッドが走る、なんて指導もありましたが、今では考えられない指導だと思います。今と違ってボールも飛んでいたので気にせずにおりました。

3年前にレッスンで指摘されるまでは、私自身、その意識がなく、他のレッスンでも指摘をされることはありませんでした。指摘を受けてそこで改善に励みますが、レッスンで色々と試すものの中々治すことができず、そこを卒業したあとは、半ば治すことすら忘れていました。

悪癖を改善できるかも・・・・

ずっとチキンウイングとアーリーエクステンションは別物と考えていましたが、つい先週、それが密接に関係していることを教えていただきました。

先日、体験レッスンをしたレッドベターゴルフアカデミーでは、二つの課題には関連が合って、アーリーエクステンションを解決することで、チキンウィングを解消できる、そのためにはバックスイングから修正する必要があることを指摘されました。

諦めかけていたこの二つの悪癖の改善できるかもしれない!

ここ数年、レッスンに通っても上達せず、その上、昨年は、病気をしたり五十肩をやったりで弱気になり、ストイックにゴルフをするの止めて悪癖を受け入れ、ゴルフの楽しくやれば良いと考えるようにしようと思っていました。

このレッスンを受けて、まだ、自分にもゴルフの質を向上させて諦めかけていたスコアアップやシングルの仲間入りの可能性があると思えるようになり、嬉しく前向きな気持ちになりました。そして、そのことがこのブログを始める動機になったことも事実です。

今後、月に2回程度、レッスンを受けて自宅や練習場でもそれを繰り返して身体にしみこませてなんとか春先までに改善していこうと思いますので、どこまで改善できるか、自分でも楽しみにもしたいと思います。

改善のプロセスをこのブログで紹介できればと思います。改善の報告ができるように頑張ります。

明日はお休みして、明後日は自分のゴルフ史の振り返り(その2)をアップする予定です。