ゴルフクラブをチェック! その1
今日はゴルフクラブについて、考えてみたいと思います。
ゴルフのインパクトは1/4000秒と言われています。ボールの大きさは42.67mm(ルール上の規格はこれ以上)しかなく1mm、1°のずれがミスショットにつながるスポーツです。ですので、クラブがスコアを左右するので、自分に合ったクラブを見つけるのに多くの人が苦労します。私も例外ではありません。クラブは随分と勉強もしました。
アイアンは難しいクラブほどナイスショットしたときの感触が良かったり、難しそうなクラブや固いシャフトを入れているだけで上手になった気分にもなります。そして、時々、ショートホールで同伴者が持つクラブと比較して短いクラブを握っている自分に、内心どや顔になったりする経験は、多くのゴルファーが持っていると思います。
肝心なことは、人より短いクラブを持つことでも、人より硬いシャフトを入れることでもなんでもなく、ナイスショットが出る確率が大きなクラブ、ミスショットが許容範囲に収まるクラブ、そして何より14本のセッティングに流れをつくることだと思います。
本日と明日で、クラブの報告、私のクラブについての考え方をまとめたいと思います。
クラブセッティングと各クラブの飛距離
今の標準的なクラブセッティングは以下のとおりです。
1W, 3W, 5W, 4UT(21°),5I~9I, PW, 48°, 54°, 58°, Putter
アイアンはまたお伝えしますが、キャロウェイのX FORGED STAR アイアン、ややストロングロフトでPWのロフトが43°しかないのでウェッジを3本構成としています。
ドライバー
TaylorMade SIM-GROIRE 9.5° Diamana TB60 SR
シャフト長さ45.75インチ、総重量307g、バランスD3、振動数は未測定
私がドライバーに求めるのは、とにかく飛んで曲がらないクラブです。昨年末、テーラーメイドでフィッティング&カスタムしました。シャフトは、ディアマナの2020年モデルTB、中元調子しっかりとしている重めのシャフトでフレックスはSRにしています。
最近のドライバーのナイスショット(あくまでもナイスショットしたとき、平均飛距離でありません)したときの飛距離は230ヤード程度でしたが、このクラブは240ヤードいく感じです。感触がソフトで、スピンは少なめですがドロップすることもなく前に進みます。曲がりは少ないのもうれしい性能でとても満足しています。そして何よりアドレスしたときの見た目がGood!ただ、カチャカチャがないので、簡単にシャフトを入れ替えることができないのは辛いところです。
ドライバー選びの難しさは、ヘッド×シャフトというマトリクスの中で、何が自分にあるのかを探すことだと思います。私の場合は、つかまりの良いヘッドにやや重く柔らかいシャフトが合っているとフィッターに言われました。うん、確かに振りやすい!私には、弾き系の先が走るシャフトは扱いにくいので手許が動く粘り系シャフトになります。そうすると、ヘッドはつかまりが良いもにしないと手に負えません。
SIMは良いクラブの様ですが、TypeDでもつかまりはGROIREほどではないので私には難しくSIM GROIREにしました。もともと私にはCallawayやPINGは合うのではないかと思います。ホームコースの龍ヶ崎用にもう一本と考えており、間もなく出る新しいEPICに、同じディアマナのTB60SRをカスタムでGetすることを目論み中です。ちなみに、このクラブ以前はEPICのSubZeroに短尺のSLKを挿していました。
そう2本持ちをされる場合、もちろん同じヘッド&シャフトなら一番良いですが、面白くないですよね。二本持ちしてどちらもラウンドで使うならシャフトだけは揃えるべきというのが私の考えです。
ドライバーは、あと20ヤードは飛距離が欲しいで、レッスンと練習、そして、フィジカル強化を頑張ります。
フェアウェイウッド
3W RomaRo Type-R 15° バリレウスδ 60S
シャフト長さ42.5インチ 重量334g D2.5 振動数259cpm
5W RomaRo Type-R 18° バリレウスδ 70S
シャフト長さ41.5インチ 重量348g D3 振動数269cpm
フェイアウェイウッド(FW)は、ラウンドしても使わないこともあるくらい、使用頻度は低く、そして、軽視されやすい可哀そうなクラブと思っています。
私にとってFWはとても大事なクラブですが、ちょこちょこと変えるクラブでもないので選定は慎重にしています。一言で言うととにかく優しいクラブということになります。私にとってFWに求められるやさしさとは、ボールの上げやすさです。そしてコントロールしやすいクラブということでしょうか。私のRomaroのTypeRに、バシレウスδというあまりなじみがないマニアックなシャフトを挿しています。見た目に、フェイスがスクエアなクラブが好みです。
5Wの重量を重たくしているのは、3WからUTにつながるときに重量がシャフトの長さ綺麗に反比例させることでなるべく振り心地をそろえるためです。
ドライバーをカスタムして、FWを吊るし(店頭)で買われて、その結果として重量が逆転していることをよく見受けます。シャフトの長さが長いドライバーは、FWより軽くしないとクラブに流れをつくれません。それぞれのシャフトの長さにもよりますが、3Wは15~30g程度の1Wより重たくするのが好ましいと思います。気なる方は、家庭調理用の秤で重さを測定してみてください。
ユーティリティ
4UT RomaRo Type-R 21° DG-AMTホワイトS200
シャフト長さ39.5インチ 重量389g D2 振動数280cpm
ユーティリティ(UT)になると、よりコントロールに重点がいきます。通常は、私はウッド型のUTを使っています。
なお、コースや天候によっては、ボールが上がににくくよりコントロールできるアイアン型のユーティリティを使うこともあります。アイアン型のユーティリティは、見た目がアイアンに近いものが好きでスリクソンU65にも満足しています。
UTのシャフトはウッド型・アイアン型ともに軽めにするために、DGのAMTホワイトを番手ずらし(一番手ずつずらして、4UTであれば3UTのシャフトを入れる)で入れています。勘違いをされる方が多いのですが、スティールシャフトは重いだけで、グラファイトと比較して硬いことはなく、同じフレックスならむしろ柔らかいくらいです。
シャフトの素材と硬さの誤解があるようで、グラファイトが「軽くてしなる」と私も思っていましたが、スチールの方が良くしなり感じることができます。グラファイトの最大の利点は軽いこと。スチールだからと言って、固いという概念は捨てた方が良さそうです。ですのでシャフトが長いウッド系や非力な女性はグラファイトが良いということは言うまでもありません。還暦を迎えて、UTはグラファイト系にすると楽になるかもしれないと思いつつこのブログを書いています。
そのフレックスですが、銘柄によって随分と差がありますので、一概にSだからRだからということではなく、実際に振ったときの感触を大事にしていただきたいと思います。そして、ヘッドスピードが速い=固いシャフトが良い、重いシャフトが良い、という単純なものではなく(もちろん強い相関はあります)、好みやその人の振り方で違いますので、まだ、フィッティング経験をお持ちでない方は、一度、フィッターに見てもらうのも良いと思います。
明日は、アイアン、ウェッジ、パターをご紹介しつつ、引き続き自分のクラブについて考えていきたいと思います。